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みんなの幸せを切り拓く<br> - 技術が詰まったスタイリッシュな木工製品 -

みんなの幸せを切り拓く
 - 技術が詰まったスタイリッシュな木工製品 -

新潟県小千谷市にあるストーリオは、木工のインテリア製品や雑貨のメーカー。

オーダーメイドの家具キットや木部品をネットで注文できるサービスから始まった会社だが、創業者の木村和久さんは2016年に自社ブランド「STORIO」を立ち上げた。

木村さんが「STORIO」を通じて実現しようとしていることは、みんなを幸せにするモノづくりだ。

 

未来を自ら切り拓いていく

木村さんは小学生の時から、図画工作や数学が好きだった。

「子供の頃から『ヘリコプターはどうやったら飛ばせるのか』とか『ラジコンはどうやったら走るのか』などを考えたりしてました。ただ実際に1から作ることはできないので、どう作るかを考えて絵にしてました」

根っからのモノづくり好きな木村さんは、横浜にある大学の工学部を卒業後、地元にある大手メーカーに就職する。

「入社3年目にエンジニアの責任者として海外へ赴任しました。その後、大手他社メーカーとの協働プロジェクトにも携わりました」

エンジニアとして、大手メーカーのモノづくりの最前線で活躍していた木村さん。しかし、2004年にその大手メーカーを退職し、ストーリオを起業した。

「祖父は自分で山を開拓して田んぼを作り、農家を始めました。90歳くらいまで山へ入って仕事をしてました。それが、楽しそうに見えたんですよね。だから、私も一生できる仕事、そして後世に残るような仕事を自分で作り上げたいと思ったんです」

自分の未来を、自ら切り拓いていくというDNAが木村さんの中に宿っているのだ。

 

地域の人と自然の幸せを願う

そんな木村さんが、今、後世に残していきたいと思っているものの一つに、日本の森がある。

「環境保護の観点では、里山は、木を伐採することで、定期的に木が入れ替わっていくことが大切。そのためには、伐採した木を買い取る事業者が必要。そして、そのお金が地域の森林組合の収益となることで、木を定期的に伐採できるんです」

ストーリオは、新潟の大白川という森の木を活用するプロジェクトに参画し、その森の木を自社商品の素材として仕入れている。

「環境保護は、概念が先行するから、途中で終わってしまうことが多い気がして。だから、弊社の商品を通じて、大白川をホームフォレスト、地元にある山のように身近に感じてくれる人が増えると嬉しい。そうすることで、環境保護が持続的なものになるんじゃないかと思っています」

木村さんは、自社のことだけでなく、地域にいる人やそこにある自然の幸せを願ったモノづくりをしている。

 

自分たちならではに、こだわる

木村さんが率いるストーリオには強い想いだけでなく、高い技術力もある。

「弊社は、身の周りに木製品を増やしたいという想いから、木を小さく曲げる技術を開発しました。そして、それを実現するための機械も自社で作ったんです」

木工メーカーのほとんどは、機械メーカーが作った製造機械を使っている。しかし、ストーリオはエンジニアだった木村さんの技術力もあり、製造機械でも他社と差別化を図っているのだ。

「弊社ならではの技術を活かし、商品の機能性・耐久性・見た目の美しさにこだわっています。例えば耐久性でいうと、マウスパッドは通常、耐久試験に4万回くらい耐えれば大丈夫なんですが、結果的には80万回くらい耐えたタイミングで、耐久試験機の方が壊れたりしました」

ギフトとして贈られることも多いため、贈った人も、もらった人も嫌な想いをすることがないようにというこだわりが表れている。

そして、そのこだわりは機能性の追求にも表れている。

「例えば、電子マネークリップは、少し曲げています。こうすることで、お尻のポケットに入れても突っ張らないし、中に入れたカードが落ちにくく、取り出しやすくなります。機能性と美しさの両方を実現できる曲がり具合を研究し続けました」

「STORIO」の商品に、スタイリッシュな見た目の商品バリエーションが多いのは、こうした努力の賜物なのだ。

ストーリオ・木村さんのモノづくりの根底には、自社だけでなく、全てのステイクホルダーの幸せな未来を、自ら切り拓くという気概があった。